先日、フィナステリドの副作用とPFSについて、コメントをいただき、それについての記事を掲載しておりましたが、現在は削除しております。

 

というのはコメントやメッセージにて冷静になるべきなのではないか、という意見を複数いただいたためです。

いただいた意見の一つを転載させていただきます。

(勝手に転載していますが、もし問題があれば問い合わせよりご連絡ください)

こんにちは。いつもブログを拝見させてもらっています。

先日記事にされていたフィナステリドの副作用の話なのですが、
少し思うところがあってご連絡させていただきました。
一読者の意見としてお聞きいただければ幸いです。

PFSの患者がどれくらいいるのかはわかりませんが、
もしフィナステリド飲んだ方の多くでこのような重篤な症状が出ているのであれば、
確実に厚生労働省がなんらかの対応をしているはずです。
そう考えると副作用が重篤化する確率というのはかなり低いのではないでしょうか?

私はフィナステリドを半年飲んで半年やめてのサイクルを繰り返していますが、
今のところ副作用を感じたことはありません。

フィナステリドの副作用として現れるEDやうつなどの症状は
心因性のものである可能性が非常に高いと考えています。
日本にはうつ病を始めとした精神疾患を抱えている方やその予備軍が1000万人以上いることを考えても、
元々うつの傾向があった方がたまたまフィナステリドを服用したタイミングでうつを発症したと考える方が妥当ではないでしょうか?

加えてEDやうつが大きくメンタル状態に影響されることを考えると、
番長さんの記事を見たために不安になりEDやうつになる方もいるのではないかと懸念しております。

うつ病で自殺してしまう人もいる一方で、薄毛を苦にして自殺してしまう人もいます。
あくまで仮定の話ですが、薄毛で悩み治療を考えている人がこの記事を読んでしまったがために、
治療を諦めてしまうという可能性も私はあると思います。

参考にしていただければと思います。

※「日本にはうつ病を始めとした精神疾患を抱えている方やその予備軍が1000万人以上いる」という部分は100万人以上の誤りだと思います。

 

PFSについてはいろいろと情報を集めているのですが、わかったこととしては今のところ、『確かにフィナステリドを服用した人の中に不可逆な性機能障害や精神疾患などの症状が出た人がいる』ということだけです。

PFS財団のホームページにも掲載されているのですが、こういった症状がなぜ起こっているのか、フィナステリドがどういったメカニズムでこういう症状を引き起こしているのかは、現在のところ分かっていないそうです。

 

あと、PFSに関する論文も何報か出ていて、そこでは確かにPFSが存在するという議論が行われているのですが、調査に対象にしている被験者がなぜか、フィナステリドを服用していてかつ「うつや性機能障害などの症状がある人」なんです。

つまり、フィナステリドの服用者全体を対象にした調査ではなく、フィナステリドを服用していて既にうつや性機能障害が出ている人に対して、症状の重さや継続期間を調査しているので、フィナステリド服用者全体のうちどれくらいが重篤な副作用が出るのかわからないのです。

 

そして、いただいたメッセージにもあるように、こういった重篤な副作用がでる人というのは確率的にはかなり少ないのではないか、と感じました。

(もしフィナステリド服用者の多くに重篤な副作用が起こっているのならば、もっと大きな問題になっているはずです)

であれば、メッセージで指摘されたように、先日のような記事を掲載することはいたずらに不安を煽ってしまう結果になり、むしろ記事を見たことによるショックで精神不安などの症状が出る可能性もある、と考え、記事の方を削除しました。

僕自身、パニックになっていた部分もあり、慌てて記事を書いてしまいました。

記事を読んで、不安になられた方に心よりお詫びいたします。

 

ただ、フィナステリドを服用する際は、このような重篤な副作用がでている方もいるということも、考慮にいれていただければと思います。

医薬品である以上、メリットもあればリスクもあります。

その上で、服用するか否かを判断してください。

 

 

PFSで苦しんでいる方へ

今回、このブログが読者に与える影響を考え、PFS症候群に関する記事は削除させてもらいました。

多くの人に影響を与えるブログである以上、可能な限り客観的な情報を載せるべきだと考えたからです。

本当に、難しい判断でした。

今でも、この判断が正しかったのかどうか、よくわかりません。

 

僕自身、以前にうつだったことがあり、安易に「死ぬな」ということがどれだけ無責任なことかは分かっています。

それを承知で言わせてもらうなら、

 

 

生きていればいつでも死ねますが、死んだら二度と生き返れません

 

 

なので、死にたくなったら、本当に『今』死ななければならないのかどうかをよく考えてください。

その時、死ななかった結果として、僕は今、充実した人生が送れています。

 

 

あなたにとって最善の判断ができるよう、心から祈っております。