ザガーロ注意事項

どうも、若ハゲ番長です。

こちらの記事ではAGA治療薬ザガーロ(デュタステリド)の飲み方・注意点・併用禁忌薬について詳しくまとめています。

服用を検討中の方・服用中の方は参考にしてみてください。

ザガーロ注意事項

ザガーロの効果や副作用についてはこちらの記事でまとめています。

ザガーロの効果まとめ【プロペシアの1.5倍は嘘!?】

ザガーロの副作用まとめ【勃起不全からガンまで】

 

ザガーロの正しい飲み方(用法用量)

基本的に1日1カプセルを好みのタイミングで、水かぬるま湯で飲めば大丈夫です。

噛んだりせずにそのまま飲んでください。

空腹状態で飲んだほうが、デュタステリドの血中濃度が上がりやすいというデータはあるものの、効果に影響をあたえるほどではないです。

なので、食前でも食後でも食間でも、いつでもOK。

 

ただし、できるだけ血中のデュタステリド濃度を一定にたもつために24時間毎に飲むように推奨されています。

なので、朝飲むと決めたら毎回朝飲むようにした方が良いでしょう。

 

あと、これはザガーロに限らず薬全般に言えることですが、お酒(アルコール)と一緒に飲むのはダメです。

薬自体が肝臓に負担をかけるので、そこに更にアルコールを飲むと、肝臓にダブルパンチになってしまいます。

夜に飲み会などが多い人は朝飲むようにした方が良いでしょう。

 

効果なし!AGA以外の薄毛・抜け毛には効きません

デュタステリドは5αリダクターゼを阻害し、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで効果を発揮するAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。

なので、DHTが原因になっていないタイプの薄毛には全く効果がありません。

具体的には以下のような薄毛です。

[deco_bg image=”marker-p” width=””]円形脱毛症
びまん性脱毛症
脂漏性脱毛症(頭皮の炎症から来る脱毛)
薬物による脱毛(抗がん剤の副作用など)
先天性乏毛症(生まれつき毛根の数が少ないために薄いケース)[/deco_bg]

こういった薄毛にはザガーロはまったく役に立ちません。

他の治療法を検討してみてください。

 

AGAとこれらの薄毛は判別が難しい場合もあります。

自己判断で飲んだりせず、AGA専門のクリニックで診断を受けるようにしてください。

 

ザガーロが服用できない人

以下のような人はザガーロを服用できません。

肝機能に問題がある人

ザガーロに限らず大半の薬は肝臓に負担をかけます。

なのでもともと肝機能に問題がある人の場合、服用したことによって重篤な肝機能障害が起こる可能性があります。

肝機能の問題を指摘されたことがある方は、勝手に服用したりせず、必ず医師に相談してください。

(これまで肝機能の問題を指摘されたことが無い方も、服用前に肝機能をチェックしておくと安心です)

 

女性

上にも書いた通り、ザガーロは男性ホルモンであるDHTを抑制することで発毛効果を発揮します。

なので女性には効果がありません

また、女性の場合、妊娠時に胎児への影響が懸念されることから服用は禁止となっています。

 

未成年

臨床試験が行われ、安全性が確認されているのは20歳以上です。

未成年がデュタステリドを服用した場合の安全性は確認されていません。

そのため未成年が服用することは禁止となっています。

 

注意事項&禁止事項

3ヶ月は継続しないと効果はわからない

これはザガーロに限らずAGA治療薬全般に言えることなんですが、効果が出るまでに最低でも3ヶ月はかかります。

1ヶ月くらいで「全然効果ない!」と言って止めてしまう人が少なからずいるんですが、非常にもったいないです。

1ヶ月や2ヶ月では効果は実感できません。

なので、最低でも3ヶ月(できれば6ヶ月)は継続してみましょう。

 

妊婦・産婦・授乳婦・小児は触れてはいけない

DHTは胎児の生殖器の形成に深く関わっているため、妊婦がデュタステリドに触れると胎児の性器形成に問題が生じる恐れがあります。

そのため、妊婦や授乳中の女性および小さな子供はザガーロに触れないように気をつけてください。

カプセルの状態であれば、薬剤に直接触れることはないので大丈夫ですが、中身が漏れた場合などは決して触れないように。

 

カプセルを割って使用しない

上の注意事項にも関連しているのですが、デュタステリドは経皮でも吸収されるため、カプセルから薬剤が漏れると触れただけで体内に吸収されてしまいます。

カプセルを割って使用すると、思わぬところで女性がデュタステリドに触れてしまう危険性が高くなってしまいます。

そのためカプセルを割って使用することは禁止となっています。

 

服用中・服用後6ヶ月は献血禁止

ザガーロを服用中に献血を行うと、血液にデュタステリドが混入してしまいます。

上でも解説したように、女性(特に妊婦)はデュタステリドが禁忌となっています。

万が一、デュタステリドの入った血液が妊婦に輸血されると大変ですよね?

そういう理由でザガーロの服用中は献血が禁止になっています。

 

また、デュタステリドは半減期が長く、体内から完全に排出されてしまうまでに6ヶ月程度かかることから、服用を中止してから6ヶ月間も献血は禁止となっています。

献血をする場合は、服用中止後6ヶ月以上経過していることを必ず確認してください。

 

前立腺がんマーカー(PSA)に影響があります

ザガーロは前立腺がんマーカー(PSA)の値を半分程度に減らしてしまいます。

そのためザガーロを服用している場合、PSAの本来の値は得られた値の約2倍になります。

ザガーロを服用していることをを検査を行った医師が知らないと、前立腺がんを見落としてしまう危険性があります。

PSAの検査を受ける際は、ザガーロを服用していることを事前に伝えるように気をつけてください。

 

併用禁忌薬

ザガーロに併用禁忌薬はありませんが、併用注意薬があります。

シトクロムP450 3A4(CYP3A4)を阻害する薬は併用注意です。

CYP3A4は肝臓で薬の成分の分解を行っているため、CYP3A4が阻害されていると、デュタステリドの血中濃度が上昇し過ぎる危険性があります。

具体的には

[deco_bg image=”marker-p” width=””]イトラコナゾール(イトリゾール)
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッドなど)
エリスロマイシン(エリスロシン)
シメチジン(タガメット)
ベラパミル(ワソラン)
リトナビル(ノービア)

※カッコ内は商品名

[/deco_bg]

などです。

 

飲み合わせの問題はなかなか素人には分からないです。

上に挙げていない薬でも併用が危険なものがあるかもしれません。

病院で何か薬をもらう時はザガーロを服用していることを医師や薬剤師に伝えるようにしてください。

(上で挙げた薬の中でも特にクラリスロマイシンなどは風邪の時に処方されることが多いので要注意です)

 

ザガーロの添付文書

こういった注意事項はザガーロの添付文書にも詳しく記載されています。

一度は目を通しておくことをオススメします。

ザガーロ添付文書