【対談】シャハランメスリ博士のこだわりが尋常じゃなかった件１： おばあちゃんが教えてくれたSAGの育毛効果

よろしくおねがいします。

私の農学研究のキッカケですが、高校の時の夢がジープに乗って畑へ行って自然を感じて生きていくことでした。
それでイランの大学で農学を学んで、アメリカの大学へ留学し、東大の大学院まで行きました。
正直に言えば、ただ単純に畑に行ってジープに乗って自然に囲まれて、周りが山だったから、自然と農学部で勉強をしたいと思いました。

そうですね。

面白い話なんですが、17－18歳の頃に私の髪はかなり抜けていました。
大学の入学試験は難しいですから、勉強をしていて髪の毛がかなり抜けました。

お医者さんに「抜け毛止める方法はないか」と相談しましたけど、全然、効果がない。
それを見たおばあちゃんが「アラビアゴムと生卵を混ぜて頭にかけたら治る」と言いました。

私は最初それを信じてなくて、それはありえないと思ってました。
でも、何回もお医者さんに行って、結果が出なかったので、それを試してみました。

やってみると、髪が違うと感じて、2回、3回と試したら、ほとんど抜けが止まった。

3回やったらそれでほとんど抜けが止まりました。
それでこれは不思議と思いました。

ただし、人間は時間が経つと忘れますよね。
私はイランの大学の農学部に入って、それから日本の東大でバイオの研究をしていました。

その時、私はアラビアゴムで自分の髪が生えたのを思い出して、アラビアゴムを東大に持ってきて研究したらどうなるか、植物培養の試験管に入れたらどうなるかと思いました。

それでイランに行って、1985年はちょうどイランは戦争中でした。それも大変でした。

イランから特別なアラビアゴムを持って、数ヶ月研究したら信じられない結果がでてきた。

試験管の中に栄養と種を入れると種を入れると、普通に育ちます。

そこで面白いことができないかと私は考えて、農薬をわざと試験管に入れました。

すると、このアラビアゴムが入ってるものは死なずに育ちました。
他のアラビアゴムが入っていないものはみんな死んだのに。

もっと不思議だったのは、だいたいの植物はpH4.5の酸性で死にます。
でもpH4.5なのに、アラビアゴムがあると、植物が元気に育ちます。

不思議なので、東大の先生方にも相談しましたが、初めてのケースだから誰もわかりませんでした。

そこで、アメリカの大学で同じような研究をしている先生に、少しだけデータ送ったら一週間も待たずに上級助教授の招待状をもらいました。
「来てください」と。
普通はこういうレベルの仕事は、先生に推薦を貰ってお願いしてやらせてもらうんですが、こんな短期間で招待状をもらうのは普通はありえない。

私もこの研究は面白いと思った。
それは招待してくれた大学の先生もわかったんでしょう。

アラビアゴムは農薬の副作用を止めれるのではないかと思いました。
農薬があっても試験管の中で植物が成長してるなら、人間でも同じようなことができるのではないかと…

化粧品に使ったら、
化粧品には保存剤とか界面活性剤とか色々な体に悪いものが入っているから、
そういった化学物質の副作用を止めるためにアラビアゴムが有効でないかと考えました。

あの時代は正直お金もなく、研究のレベルもまだまだで、まずは健康食品を始めました。

その健康食品がうまく行って、12年前にやっと自分で開発できるレベルになった。

健康食品をやるときに原料は全部インドで抽出していました。
それでちょうど健康食品の原料はそのまま化粧品に使おうと思いました。

しかし、みんなからできないと言われました。
なぜなら販売する化粧品の規格と食品の規格が違うためです。
沈殿してしまって、うまく化粧品として製品にならないと。
でも、私はその意見には納得できなかった。

なんとしても、食品規格の原料を使いたい。
その方が安全だから。

どの工場もできないから、自分で研究するしかなかった。
（化粧品製造の）レシピを自分で作れば、工場もできる。

だから研究施設を持っている会社買って全部自分で研究しました。
それから1年でなんとかレシピを開発できました。

できたのがローションです。

ローションはすべての化粧品の元になるので、ローションができればシャンプーとか、なんでもできます。

すべてのベースになっているのはアラビアゴムです。
アラビアゴムがあるから全部安心してできる。

アラビアゴムは大切で、細胞まで栄養を運んでいます。

他にも色々な仕事をやっていて、例えば、粘りの仕事もやっている。
粘りは一番大事。どういう化粧品にとっても大事なものです。
粘りはコーティングする作用があるから。

でも、残念ながら普通のジェルは全部、化学物質で成り立っている。
危ないものばっかり。

天然のアラビアゴムだったら皮膚から酸素が入ります。

でも、化学物質でコーティングしてしまうと酸素が入らないです。
だから、使ってすぐは良くても、あとでシワとか色んな問題が出ます。

クリームとかローションでは粘りが大事なんですが、アラビアゴムがあれば自然で、酸素も通過できます。
アラビアゴムであれば、化学物質を使わなくても、同じコーティングの効果が得られます。

さらに、免疫も上がって、毒素も消せる。
そして他の栄養素も細胞まで運ぶことができる。

だがら、できるだけ化学的な原料を使わずに化粧品を作ろうとすると、このアラビアゴムが必須になります。

インドでずっと健康食品やっていたおかげで、色々な原料を開発できました。

化粧品作りで非常に大事なのは「抽出」です。

みなさんも知っているかもしれませんが、「天然の抽出」に特許はありません。
もし私が特許を持っていたら詐欺師です（笑）
みんな真似するから出せないのです。

それがノウハウになります。

あと抽出に成功するために会社のサイズ（規模）は関係ない。

大きい会社だから有名な会社だから、いっぱい研究できるからといって成功するわけでない。
ちっちゃな会社でも結果を出せます。

それは抽出は人間のノウハウだから。
ノウハウが無かったらどんな大きな会社でも抽出はできない。

化学物質を使ったら抽出は簡単にできる。
でも、副作用がある。

化粧品作りは抽出が一番大事。
化学物質を使わずに抽出できなかったら、意味がない。

抽出で成功するためにはインドで頑張るしかない。
インドに行って会社を作って、いろいろな科学者と会って、研究を始めて・・・
正直、稼いだお金は全部、抽出研究にかけています（笑）

例えばウコンは 日本で抽出するするなら
大体６－7kgのウコンから抽出して1 kg になる。
なぜなら化学物質が入っているから。

私がインドでやってる方法だと40kgから1 kg 。
化学物質を使わないと、それくらいしか取れません。

あとアロエを使った化粧品もありますよね。
マスターピースもアロエを使ってますが、マスターピースの場合、アロエは200kg から1 kgしか取れません。
効果的なものを作ろうと思うと、どうしても量はたくさん取れないです。

化学物質を使わずに、できるだけ天然のもので抽出する。
そのために研究して、IP66という２段階で抽出する方法にたどり着きました。
それもノウハウですから特許で保護することはできません。

でも、このノウハウができてからやっと化粧品の開発が出来ようになりました。
そして３０年以上研究してきて、抽出のノウハウとかいろいろあって、やっとマスターピースが生まれました。

マスターピースを作るために一番重要なポイントは自然のバランスです。
原料は髪のために正直に配合しました。

マスターピースには保存剤はもちろん入っています。
化粧品として腐らないように必要ですから。

でも、その副作用がないようにアラビアゴムが入っています。
髪はデリケートですから。

安全性はナンバー１だと思います。
何十年使っても安全なレベルになるように、かなり多めにアラビアゴムを使っています。

そうです。今持ってきて見せます。

これが樹液です。
この樹液はとても面白い。

冬はー20℃まで下がり、
夏は48℃まで上がる、
雨は一年で100ミリも降らない。

そんな環境で生きている樹です。

だから自分で生きているための生命パワーがあります。
この樹液の中に18種類のアミノ酸を持っている。

でも、アラビアンゴムのすごさは、自分の髪が薄くなったときにおばあちゃんが教えてくれたから知れました。
もし、おばあちゃんがいなかったら知れなかったですね（笑）
それで興味を持って、東大入ったらそれ（アラビアゴム）を培地にする研究をはじめました。

アラビアゴムで、いろんな不可能なことができることがわかりました。

例えば植物は試験管の中でだいたい２～３ヶ月生きます。
でも、このアラビアゴムを使うと、１年でも生きています

普通は試験管では花は咲きません。
でも、信じられないかもしれませんが、アラビアゴムを使うと花が咲いた。

そう！
これ（アラビアゴム）があると、培地からしっかり栄養がとれます

正直に言うと分からないことがいっぱいあります。
私は単純なことしか分かっていないです。
本当の事を言ったら私がわかるのはそのレベルです。

例えば、がんの薬とか色々な副作用があるでしょう。
そういうものを取り除くために、アラビアゴムが使えないかなと思っていました。
でも、残念ながら私には医学系の知識がなくて、そういうレベルの研究までは進んでいないです。

正直、細かいところまでは分かっていませんが、一般的なところの特性、毒を無毒化し、栄養を運ぶことは間違いない。
正直細かいメカニズムはまだまだです。
たくさん論文を見ましたがまだ誰も解明していないです。

風邪になったら、この結晶を噛んで飲み込む。
これで風邪は治ると言われていました。

ご存知かもしれませんが、昔から世界で使われてた医学がユナニ、アーユルヴェーダ、漢方です。

実はユナニはこれ（アラビアゴム）をメインの薬として使います。

ユナニでは昔からアラビアゴムを使っていました。
あの時は分かってませんでしたが、昔、おばあちゃんが私の髪に生卵とアラビアゴムを塗ったのも、もとをたどればユナニです。

生卵をそのまま頭にかけても栄養は浸透しない。
これ（アラビアゴム）が生卵の栄養を毛根までしっかり運んでいったから私の髪はよくなったんです。

ユナニは面白いですよ！
イランだけでなく昔のギリシャ、ローマ帝国、今のトルコですね。
から、イラン、エジプト、中央アジアまでそのあたりの国は、全部ユナニですね

ヨーロッパまで入っています。
ギリシャも入ってます。

ユナニがアーユルヴェーダと違って特徴的なのはユナニは現実的。
例えば今戦争して傷が開いたらどうやって治しますか。

アーユルヴェーダは予防ですから・・・

ユナニは今、その傷に対して、何をやるべきかを考える。

あと化粧品にはユナニの方がいい。
アーユルヴェーダよりユナニの方が化粧品に関しては全然進んでいる。

なぜなら、ユナニが使われていた国には砂漠がありますから、女性は風呂に入りたいけど、水がないから入れない。
でも、皮膚を守りたい。
そこで、どういう風に皮膚を守るかを考えたのがユナニ。

ただし、残念ながら戦争とか色々あってユナニの知識はバラバラになってしまっています。
アーユルヴェーダはインドとかネパールとかチベットとかで伝えられてるから、そのまま使えるけど。
私のおばあちゃんの知識もバラバラになったユナニの一つ。

もちろん！
それがなかったらできない。
ユナニやアーユルヴェーダの考え方を基本の理論として、製品を開発しています。

製品は理論が無かったら開発は無理。
理論のない製品は信用できないです。
これとこれを・・・って混ぜて、適当に作っている。

本当は正しいバランスがあります。
このバランスが大事です。

そうです。

あと、マスターピースに玉ねぎ入ってます。

やっと最近みんな 玉ねぎが髪に効くことがわかってきた。
前は誰も知らなかった。
でも、ユナニでは昔から薄毛にはタマネギが効くと言われていた

ユナニでは昔から言われていたこと。
今は科学が発達してきてデータでわかるようになってきたということですね。