どうも、若ハゲ番長です。
僕が使用していたフィンジアですが、この度、効果を検証する臨床試験が行われました。
ざっくりまとめると・・・
[deco_bg image=”marker-p” width=””]
毛髪密度⇒約12%増加
毛髪成長速度⇒約17%増加
毛穴あたりの毛髪本数⇒約35%増加
[/deco_bg]
という衝撃的な結果にΣ(゚Д゚)!
今回はその詳細について解説してきます∠( ゚д゚)/
フィンジアって何?って方はこちらを参照してください( ´∀`)bグッ!
【写真あり】フィンジアとは?効果や副作用、購入方法を徹底検証!
臨床試験で効果が認められる意義はめちゃめちゃ大きい
「臨床試験って何がすごいの?」
という方もいると思うので、まず最初に臨床試験の意義について解説しておきます。
僕はブログを始めた当初から科学的なデータ(=エビデンス)を元に育毛剤を選ぶべきだという主張をしていますが、それはネットの口コミなどは信頼性が低いからです。
そもそも口コミ自体が嘘かもしれないし、書き込んだ本人は本気で「効果がなかった」と思っていても、それはたまたま「その人に効果がなかっただけ」という可能性もあります。
科学的に10人中9人に効果が出る育毛剤だったとして、効果がなかった1人がたまたま口コミをしているだけの可能性もある、ということですね
しかし、科学的なデータの場合、多数のデータを集めて統計処理を行うので、そういった偶然の可能性を排除することができます。
(正確には、”そのデータが偶然得られた確率”が分かるんですが、偶然である確率が一定以下にならないと有効なデータとは認められない、というのが科学的なデータ解析です)
いろいろ難しい話をしてますが、一言で言ってしまうと、臨床試験の結果というのはネットに垂れ流されている「生えた」とか「生えない」みたいな口コミなどとは
比較不能なレベルで信頼性が高い
ということです。
フィンジアの臨床試験の詳細を解説!
では、前置きはこれくらいにして、フィンジアの臨床試験結果の解説に参りましょう∠( ゚д゚)/
論文自体はフレグランスジャーナル2018年3月号に乗っておりますので、自身の目で確認したい方は購入をお願いします。
※こちらのジャーナルの最新研究のところにフィンジアの臨床試験結果が載っています。
また、試験の概要・試験方法などはは国立大学組織の運営するUMIN-CTRに登録されています。
薄毛男性を対象としたキャピキシル、ピディオキシジル配合の育毛剤「フィンジア」の連用試験
※こちらは無料で閲覧できます。
ではでは、試験の内容に入っていきます!
試験方法を確認!
フィンジアの臨床試験は以下のような条件でおこなわれました。
被験者
[deco_bg image=”marker-p” width=””]20~39歳の薄毛に悩んでいる男性で、
心身は健康で、
他に頭髪に影響を与えそうな育毛剤やサプリ、医薬品を使用してない人[/deco_bg]
試験期間
試験期間は24週間(約6ヶ月)で、開始前と12週目、24週目で効果を確認。
1日2回、1回あたり5~10プッシュ、フィンジアを使用してもらう。
試験中の条件
[deco_bg image=”marker-p” width=””]フィンジア以外の育毛治療やサプリメントの使用は禁止
毛染めや髪型の変更は禁止
通常の散髪はOK
不規則な生活を避けるように指導[/deco_bg]
つまり、試験期間中はフィンジアを単独で使用したということです。
検証方法
調査部位を剃毛した上で、フォトトリコグラムやマイクロスコープで、下記の調査項目をチェック。
調査項目
調査が行われた項目は以下の6つです。
- 総毛髪数
- 軟毛(40μm未満)/硬毛(40μm以上)比率
- 成長期毛率
- 成長速度
- 毛径
- 毛穴あたり本数
臨床試験で確認された効果は・・・!?
さてさて、では皆さんお待ちかねの試験結果はですが・・・
24週間使用後で以下の表のようになっています。
毛髪密度変化率 | +11.8% |
硬毛比率変化率 | -1.4% |
成長期毛率変化率 | -3.0% |
毛径変化率 | +5.8% |
毛髪成長速度変化率 | +17.0% |
毛穴あたり毛髪数変化率 | +35.4% |
表の通り、毛穴当たりの毛髪数には顕著な増加が見られ、毛髪密度、毛径、毛髪成長速度にも増加傾向が見られています。
つまり、
フィンジアには明らかな育毛効果があると言って良い
と思います。
毛髪密度変化率+11.8%
髪の本数がどれだけ増えたか?の調査です。
有意差ではないものの、毛髪密度は増加傾向が見られています。
フィナステリドの毛髪の増加率が7%程度であることを考えると、この結果にはかなり期待が持てると思います。
硬毛比率変化率-1.4%
こちらは硬毛と軟毛の比率の変化率、つまり軟毛に対してどれだけ硬毛が増えたかですが、わずかにマイナスになっています。
しかし、データを見る限りこの数値は誤差の範囲だと言えます。
成長期毛率変化率 -3%
ヘアサイクルのうち成長期にある髪がどれだけ増えたかをチェックした項目ですが、これはわずかにマイナスになっています。
なので、フィンジアでは成長期の髪はあまり増えていない可能性もあります。
しかし、こちらも数値が小さく、誤差の範囲内と言えるでしょう。
毛径変化率 +5.8%
髪の毛の太さを測る項目ですが、若干の増加傾向が見られています。
しかし、硬毛比率変化率がほぼないことを考えると、髪の毛が太くなっていると言っていいかは微妙なところです。
毛成長速度変化率 +17%
髪の伸びる速度も有意差ではないものの、増加傾向が見られています。
毛穴あたり毛髪数変化率 +35.4%
1つの毛穴から出ている髪の毛の本数は、有意に増加しています。
この値が最も顕著な増加を示していますね。
(ちなみに、1つの毛穴からは2~4本の髪の毛が生えるのが普通なんですが、AGAになるとこの本数も減り、1つの毛穴から1本しか生えていない、というような状態になっていきます)
試験中に報告された副作用は!?
次はフィンジアを使用しての副作用の報告です。
まず、フィンジアの使用前と使用開始24週後で血圧を測定していますが、フィンジアの血圧への影響は認められませんでした。
また、試験中に報告された有害事象としては、
・急性胃腸炎
・慢性鼻炎に対するレーザー手術
の2つがありますが、これらは担当の医師によって、フィンジアとは無関係だと判断されています。
まぁ、さすがにこれは誰が見てもフィンジアとは無関係と判断すると思いますが(;´∀`)
そいうわけで、
フィンジアの使用による副作用は見られなかった
と報告されています。
臨床試験に対して文句を言いたいところ
僕自身、読んでて「えっ?」と思ったんですが、
被験者に対しての指示が「1回あたり5~10プッシュを頭部全体に吹きかける」という指示だったらしいんですよね(;´∀`)
いや、5~10プッシュって、
これだと使用量が少ない人と多い人でめっちゃ差がでるじゃん
っていう笑
(実際、使用量に被験者間で最大で2倍の差があったと報告されています)
なんでこんな雑な指示を出したんだ!っていう。
ちなみに、公式の推奨使用量は1回10プッシュです( 僕も10プッシュ使ってます)
つまり、指示が雑だったので、被験者によっては推奨使用量の半分程度しか使っていなかったということになります。
ということは、全員がちゃんと推奨使用量を使っていれば、もっと良い結果になってたんでは?と思わざるを得ません。
なんてこった!!_| ̄|○
被験者のビフォーアフター写真
一応、こっそり論文に載っていた被験者の頭髪の写真もアップしておきます。
まとめ:フィンジアは臨床試験で効果が認められた数少ない育毛剤
ここまで本格的な臨床試験をやった育毛剤はフィンジアが初めて何じゃないでしょうか?
(僕が知らないだけかもしれませんが)
「体感的にも効果は実感してた」+「配合成分のキャピキシルにも臨床試験で効果が認められていた」
というのがあったので、おそらく効果はあるだろう、とは思っていたんですが、実際にこうやってデータとして効果が見れると、なんとうか感慨深いですね。
まれに効果がある成分を混ぜ合わせたはずなのに、成分同士が効果を打ち消しあって、効果がなくなることもあるので、フィンジアという商品として効果が確認されたというのは、かなり意味が大きいと思います。
というわけで、今回はフィンジアの臨床試験結果について詳しく解説しました。
現在のところ、体感的な効果としても、効果の信頼性に関しても数ある育毛剤の中で、フィンジアが頭一つ抜け出しているという感じですね。