どうも、若ハゲ番長です。
AGA治療は何かとお金がかかります。
プロペシアを始めとするフィナステリド製剤などの飲み薬
発毛・育毛関係の各種サプリメント
ミノキシジルを始めとする外用薬
頭皮に薬剤を注入するメソセラピー療法
植毛
などなど…。
このように、治療方法も多岐に渡りますが、お金がかかる最大の理由は、
「AGA治療は医療保険の適用外だから」
と言えるでしょう。
しかし、ネットでは薄毛治療に健康保険が適用される場合があるとの声も上がっています。
本当のところはどうなのか、気になりますよね?
そこで、今回は保険適用の裏技?情報も含め、AGA治療と保険適用外の理由などについて、解説していきます。
ぜひ、参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
AGA治療は保険適用外!
繰り返しになりますが、AGA治療においては健康保険は使えません。
自由診療となるので、治療費用は全額自己負担となります。
そもそも、健康保険が使えるケースは、どんな場合なのでしょうか?
健康保険が適用可能なのは、病気や怪我などの診断を受けて、治療をしなければ生命が脅かされたり、日常生活に支障をきたす場合です。
そして、男性型脱毛症(AGA)は確かに外見には影響がありますが、直接命に関わる病気ではありません。
ですから、AGA治療は美容医療だとみなされます。
シミやソバカスの除去
美容整形
レーシック
インプラント
など同列の扱いになるので、保険適用外ということですね。
「厚生労働省が認可している=保険適用」ではない!
認可というのは、治療薬としての使用を認めている、というだけで、保険適応になるかどうかとはまた別の話です。
プロペシア(フィナステリド)
ザガーロ(デュタステリド)
リアップ(ミノキシジル外用薬)
などの薬は国内で承認されていますが、保険適応にはなりません。
なので、注意しておいてください。
保険診療と自由診療の違い
次は保険診療と自由診療の違いについて解説しておきます。
どう違うのか知らない方も多いと思うので、ここで一度確認しておいてください。
その違いは以下の通りです。
保険診療とは?
[colored_bg color=”light‐green” corner=”r”]
・健康保険などの公的医療保険が適用される診療のこと
・治療費に対して、1〜3割を患者が負担する
(負担割合は年齢により決定)
・保険診療は適用範囲があり、診断によって使用できる検査や薬などが決まっている
[/colored_bg]
保険診療は負担割合があるので、金銭的な負担が少ないのが最も大きいなメリットです。
しかし、治療方法や提供されるお薬が診断毎にあらかじめ決まっているので、選択肢は限られています。
自由診療とは?
[colored_bg color=”light‐green” corner=”r”]
・保険診療が適用されない診療のこと
・全額自己負担となる
・日本で認可されていない医薬品や、保険診療では対象外の治療法なども受けることができる
[/colored_bg]
自由診療の場合は全額自己負担になるので、コスト面の負担が大きくなるというデメリットがあります。
しかし見方を変えると、治療方法の選択肢が広がることは大きなメリットと言えます。
保険診療は最低限の治療のみの提供ですが、自由診療であれば患者さんの希望に沿った治療が期待できます。
AGA治療にかかる費用の相場
AGA治療は保険適用でない以上、なるべくコストを抑えたいと言うのが本音ですよね。
実際のところ、AGA治療費の相場はどのくらいなのでしょうか?
日本国内での承認薬の相場は、以下の通りです。
プロペシア 30錠:約7,000円
フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック)30錠:約6500円
ザガーロ 30錠:約9,500円
*価格は税込、1ヶ月分の料金
飲み薬代だけでも、かなりの出費となってしまいますね。
ですが、プロペシアは今以上に薄毛を進行させないための予防的な役割が大きいです。
より積極的な発毛、育毛を考えている人は、内服・外用のミノキシジルやサプリメントなど、他の治療方法も必要になってきます。
他にも、血液検査や診察料がかかるクリニックもあります。
ですから、全部コミコミで1ヶ月あたり30,000円程度は少なくともかかると考えてください。
AGA治療が月々3,400~みたいな宣伝をしているクリニックもありますが、積極的に発毛させたい場合は絶対に3,400円では収まらないので、十分に気をつけてください。
3,400円につられて、ぼったくられないように。
こちらの記事でも、AGA治療費の相場などについて書きましたので、是非チェックしてください。
皮膚科とAGA専門クリニックの違い
AGA治療は皮膚科でも取り扱っているケースがありますが、AGA専門クリニックとの違いはわかりますか?
実は、AGA専門のクリニックと普通の皮膚科では治療内容が大きく異なります。
皮膚科の場合は、保険診療の一般患者もいますが、AGA治療に関しては保険適用外です。
診療時間も短く、しっかり医師と相談できない場合が少なからずあります。
また、治療内容もプロペシア内服のみと言った皮膚科がほとんどです。
そして、ミノキシジルタブレットを出す皮膚科はまずないです。
一方のAGA専門クリニックは、予約制が多く、専門医としっかり相談でき、治療の選択肢も皮膚科と比較して豊富です。
特に最強の育毛剤といわれるミノキシジルタブレットを処方してくれるのは、AGA専門のクリニックだけになります。
AGA専門のクリニックの場合、基本的には保険適用外の治療しか扱わないので、すべて適応外になると思っておいてください。
このように、皮膚科とAGA専門クリニック、どちらでAGA治療を受けても、保険診療にはならず、全額自己負担となります。
金銭的な負担としてはどちらでも大きな差はありません。
なので、治療内容が豊富で、医師の知識もしっかりしているAGA専門クリニックの方を僕は断然おすすめしています。
ただし、AGA専門クリニックにはお金儲け第一主義のブラックなクリニックも多いので、信頼できるクリニックを選ぶ目が必要になります。
「どのクリニックを選んで良いのかわからねぇ!」という方は、是非、この記事を読んでください。
AGA専門クリニックおすすめランキング【悪徳クリニックに騙されるな!】
AGA治療を保険適用にしてしまう裏技??
ここまで、AGA治療は保険適用外なので、全額自己負担となるとお話しでしたが・・・
しかし、支払った医療費の一部について、還付金として戻ってくる「医療費控除」制度がAGA治療でも適用されるケースがあります。
AGA治療費が医療費控除に該当する条件としては以下の通りです。
精神疾患を併発している場合
他の疾病により脱毛している場合
上記のいずれかに該当する場合は、医療費控除が受けらる可能性があります。
つまり、
薄毛によって悩みすぎて、日常生活が送れないほどに精神を病んでいる場合や、ほか病気が原因で髪が薄くなっている場合は、保険適用の基準である「生命が脅かされたり、日常生活に支障をきたす場合」に引っかかってきます。
なので
「その費用について全額自己負担なのは酷だから、医療費を一部控除してあげましょうよ」
という感じの措置になってます。
ただし、医療費控除が適用されるか否かは、AGA治療を行った医師ではなく、税務署が判断します。
具体的な控除額、還付金額についても、個々のケースで変わります。
税務署の判断次第というのが難しいところなんですが・・・
問い合わせるだけならタダなので、可能性がある場合はとりあえず問い合わせてみましょう。ネットでは、「税務署職員がAGA治療がなんのことかよくわからずに、控除対象にしてくれた」という話も聞くので、可能性はゼロではないようです。
保険適用になる脱毛症とは?
それでは、いよいよお待ちかね?の保険適用になる裏技をお話しさせてもらいます。
いや、実際は裏技でも何でもなく、同じ脱毛症でもAGA以外の脱毛症の場合は普通に保険適用になります。
保険適用になる脱毛症とは以下のような脱毛症です。
円形脱毛症
脂漏性脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症
上記の脱毛症と診断された場合は、保険適用となります。
この診断は、AGA専門クリニックではなく、皮膚科または保険診療を行っている関係医院などを受診することが必要です。
まとめ
残念ながら、AGA治療において保険適用になるケースは、今のところ例外なくありません。
ですが、医療費控除であれば可能性があるので、税務署に問い合わせてみましょう。
治療費に関していえば、個人輸入代行を使えばかなり安くなりますが、個人的には個人輸入代行にはリスクも伴うので、オススメはしていません。
誰にも相談できないため、疑心暗鬼になって頭がおかしくなってしまった人を何人も見てきています。
お金がかかったとしても、まずはAGA専門のクリニックで診断を受けて、医師の指導のもと治療を進めるのが最も確実です。
何が一番大事なのかを、治療を始める前によくよく考えてみてください。
ではでは。