どうも、若ハゲ番長です。
薄毛治療の救世主とも言われているフィナステリドについて解説しました。
網羅的にまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
フィナステリドはプロペシアの薬効成分!
フィナステリドはAGA治療に使われる医薬品成分、つまり成分名です。
化合物名と言っても良いです。
ちなみにこちらがフィナステリド分子の構造式です。
そして、フィナステリドを配合している薬の名前(商品名)がプロペシアです。
このあたりをごっちゃになっている人が多いので、ぜひ覚えておいてください。
フィナステリドの効果:DHTの生成を抑制する
フィナステリドにはテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変化するのを妨げる働きがあります。
このDHTはAGA(いわゆる男性型脱毛症)の原因となっている物質です。
DHTの生成をブロックするので、フィナステリドはAGAに効果があるわけですね。
AGAへの効果は?どれくらい生えるの?
臨床試験によると、AGAへの効果は以下のになっています。
改善 | 不変 | 進行 | |
フィナステリド1mg | 58% | 40% | 2% |
※1年間の使用
大体、6割くらいの人はフィナステリドで改善しているってことですね。
また、フィナステリドの服用中に薄毛が進行した人は2%なので、ほとんどいません。
なので、AGAの進行を止める効果に関してはほぼ完璧であると言えます。
アメリカでの臨床試験では被験者には平均で、1平方インチあたり86本の発毛が確認されています。
これは1平方センチになおすと、約13.3本です。
一方、リアップx5の臨床試験データでは1平方センチあたり21.8本です。
ご覧の通り、フィナステリドの方が、だいぶ少ないという結果になっています(;´∀`)
これはフィナステリドの効果が薄毛の原因物質を抑えることのみで、積極的に発毛を促す作用がないためだと考えられます。
なので、積極的に薄毛を改善していきたい場合は、フィナステリド単剤ではなく、ミノキシジルなど積極的に発毛を促す成分も併用していったほうが、より効果的になります。
効果が出るまでにかかる期間
フィナステリドに限らずAGA治療全般に言えることなんですが、ヘアサイクルがあるため、飲んですぐには効果がでません。
最低でも3ヶ月はかかります。
(フィナステリド単剤の場合、そもそも劇的な効果がないので、いつまでたっても実感できないという人も多い)
フィナステリドの効果について詳しくはこちらの記事でまとめているので参考にしてみてください。
フィナステリドの副作用
上で説明したようにフィナステリドには発毛効果がある一方で、副作用も報告されています。
臨床試験のデータによると、性欲減退や勃起能力の低下などが報告されています。
どのくらいの確率で起こるのかは、以下の表のようになっています。
フィナステリド | プラセボ | |
性欲減退 | 1.8% | 1.3% |
勃起機能の低下 | 1.3% | 0.7% |
確率としては数%と非常に低くなっています。
100人フィナステリドを服用していれば、そのうち1人か2人という程度です。
表にあるプラセボというのは、フィナステリドの入っていないニセの薬です。
つまり、本来は効果も無ければ副作用も無いはずの薬です。
にも関わらず、プラセボであっても副作用を訴えた人がいます。
これはつまり思い込みによって副作用が起こったということです。
実際にフィナステリドの入ってる薬のほうでも副作用が起こっていますが、確率としてはプラセボの場合とほぼ同じです。
つまり、このデータはフィナステリドの副作用は薬の作用ではなく、思い込みによって引き起こされている可能性が非常に高いということを意味しています。
このように、フィナステリドの副作用については過剰に心配する必要はないのですが、数%とは言え副作用が報告されているのは事実です。
たとえ思い込みで副作用が起こっていたとしても、副作用を経験にする本人にとっては副作用であることには変わりないわけですからね。
服用を考えている方は、こういったリスクもあることを覚えておいてください。
フィナステリドの副作用についてより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
プロペシアより断然安い!フィナステリド配合ジェネリック
成分としてフィナステリドを配合している薬は、何もプロペシアだけではありません。
より安価なジェネリックも増えてきています。
(ジェネリックとは先発の医薬品と同じ成分を含んでいるものの、開発コストがかかっていない分、値段を抑えた薬のことです。効果は基本的に先発医薬品と同等です。)
国内品のジェネリックだと本家のプロペシアとそこまで大きな価格差はありませんが、インド製のジェネリックになると、価格は10分の1程度になります。
代表的なものをまとめておきます。
メーカー | 価格/錠 | コスト/1日 | |
プロペシア | 国内 | 7,200円/28錠 | 258円 |
フィナステリド錠(ファイザー) | 国内 | 5,450円/28錠 | 194円 |
フィンペシア | インド | 3,010円/100錠 | 30円 |
※参考までに先発のプロペシアも載せてます
※価格は税込
※価格は概算で為替などによっても変動します
フィナステリドジェネリックについて、より詳しく知りたい方はこちらの記事にメーカーや価格を一覧でまとめています。
「効果が同じなら安いインド製ジェネリックの方がいいじゃない」
と誰もが思うでしょうが、インド製ジェネリックは日本国内では流通していないので、個人輸入代行で購入することになります。
個人輸入代行で医薬品を購入すると思わぬトラブルに巻き込まれたり、クリニックで処方してもらうのとはまた違ったリスクも生じてきます。
なので、安易に個人輸入代行はやらない方が良いと、僕は考えています。
個人輸入代行でインド製のジェネリックなどを購入するのは玄人向けの方法なので、初心者がいきなり始めるのはオススメしません。
具体的なトラブルや、どんなリスクがあるのかはこちらの記事で詳細に解説していいます。
個人輸入代行は安全なのか?トラブル、偽物の危険性を徹底検証!
フィナステリドはクリニックで処方してもらうのが基本
そういうわけで、フィナステリドは病院で処方してもらうのが基本になります。
薬局などでは買えません。
あと、上にも書いた通り、フィナステリド単剤で処方しても劇的な回復の可能性は低いです。
ミノキシジルと併用していくのが、AGA治療の基本になります。
その点、AGA専門のクリニックであれば、ミノキシジルとフィナステリドをセットで処方してくれるところがほとんどなので効率よく治療できます。
なので、特に理由が無いのであればAGA専門のクリニックを受診した方が良いです。
クリニックについてはこちらで詳しく解説しています。
フィナステリドの用法用量・飲み方・注意点など
飲み方については、基本的には医師の指導に従ってください。
一応、参考までに、一般的な用法用量を載せておきます。
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1日1錠(日本国内では1mgのものと0.2mgのものがありますが、どちらも同じです)
いつ飲んでも良い(飲むタイミングで効果が変わることはない)
24時間の周期で飲むようにすると、体内の薬剤濃度が一定に保たれやすく効果が得られやすいと考えられている(「朝飲むのなら、毎日朝飲むようにする」など)
アルコールと一緒に飲まない(これは他の薬も同じです)
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詳細は次の記事を参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
AGA治療薬の飲み方【効果的なタイミング・用法用量・注意点など】
まとめ
フィナステリドについて概要をざっとまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
それぞれの項目について詳しく知りたい方は、ぜひ、本文中のリンクを辿ってみてください。
フィナステリドはいくつか注意点があるものの、全体としては薄毛に悩む者にとっては非常にメリットの多い薬効成分です。
ぜひ、しっかりと知識を身に付け、正しく使ってください( ´∀`)bグッ!