どうも、若ハゲ番長です。
フィナステリドが配合されている医薬品を日本国内のジェネリックから、海外製品まで片っ端からまとめてみました。
[deco_bg image=”marker-p” width=””]配合量
メーカー
メーカー所在国
価格
1日あたりのコスト
[/deco_bg]
などの情報をまとめています。
ぜひ、参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
ジェネリック医薬品を選ぶときのポイント
ジェネリック薬品は先に販売されていた薬品(先発医薬品)と全く同じ有効成分を含んでいます。
なので、効果や副作用も基本的には先発医薬品と同じです。
じゃあ、何が違うのかというと、[deco_bg image=”marker-p” width=””]
1.価格
2.信頼性
[/deco_bg]の2つが主に違ってきます。
まず、1の価格。
ジェネリック医薬品は先発医薬品で使われていた成分をそのまま使うので、開発のコストなどがかかりません。
なので、基本的に先発医薬品よりもジェネリックの方が安くなります。
これは知っている方も多いでしょう。
で、2の信頼性ですが、ジェネリック薬品は同じ有効成分を使っているとは言え、製法や添加物が先発医薬品とは異なります。
なので、完全に同じ効果になるかというと、そうとも限りません。
だいたい同じ効果と副作用になるはずなんですが、ちょっと違ってくる可能性もゼロではないということです。
また、製造する会社が変われば、製品の品質も変わってきます。
例えば、極端な例ですが、ジェネリック医薬品製造する会社の品質管理がずさんで、製品に異物が混入して健康被害が出る、なんてこともありえるわけです(そうそうないとは思いますが)。
異物混入までいかなくても、品質管理ができてないと有効成分の濃度がバラついていて、ロットによって多かったり少なかったり・・・という可能性もあります。
ジェネリックだと信頼性が変わってくるというのはこういうことですね。
ということで、ジェネリックを選ぶ時は価格と信頼性の2点を重点的にチェックしてみてください( ´∀`)bグッ!
※フィナステリドの効果や副作用については知りたい方はこちらの記事を参照してみてください。ここで紹介しているフィナステリド製剤についてはすべて共通だと思ってもらって大丈夫です。
日本国内で処方可能なフィナステリド製剤
以下は日本国内のクリニックで処方してもらうことが可能なフィナステリド製剤です。
最近は国内のジェネリックが増えて来たことから、先発のプロペシアの価格も下落傾向にあります。
しかし、結局、全体の価格が下がっただけで、本家プロペシアとジェネリックの価格差そんなにありません(;´Д`)
こちらの薬は個人輸入代行で入手することは不可能(プロペシアを除く)で、病院でしか入手できません。
プロペシア
配合量
1mg
製造メーカー
メルク社(メルク・アンド・カンパニー)
※日本で製造しているMSD株式会社〈万有製薬株式会社〉はメルク社の日本法人
メーカー所在国
アメリカ
参考平均価格(為替等によって変動します)
プロペシア1mg(28錠)約5,400円(個人輸入代行の場合)⇒約192円/日
プロペシア1mg(28錠)約7,200円(国内クリニックの場合)⇒約257円/日
備考
アメリカを本拠とし、世界140ヵ国以上で事業展開をしている巨大製薬企業メルク・アンド・カンパニーの先発医薬品。フィナステリドを開発した会社でもあり、数々の医薬品を開発・輸入・製造・販売している。厚生労働省やFDAの許可を受けており、最も安全なフィナステリド製剤といえる。国内では医師から処方してもらうことになるが、個人輸入代行で海外品を入手することも可能。ただし、個人輸入代行でも値段はそこまで安くはならない。
フィナステリド錠(ファイザー)
配合量
0,2mg、1mg
製造メーカー
ファイザー製薬株式会社
メーカー所在国
アメリカ
参考平均価格
1mg(28錠)約5,450円→薬194円/日
備考
ファイザーは1849年からスタートしたアメリカに本社を持つ老舗大企業。2015年4月6日に日本で初めて厚生労働省の認可を受け、フィナステリドのジェネリック医薬品を販売。先発医薬品と同様に薬価基準未収載医薬品であるため、健康保険等の公的医療保険の給付対象外となる。通常0,2mgを1日一回経口投与するが、必要に応じて1日1mgを上限としている。臨床試験によりプロペシアと生物学的同等性を持つことが確認されている。成分特許を認めないインドで作られたジェネリックと違い、ファイザーのフィナステリド錠は正式に公開成分利用と販売権利を認められた製品。
フィナステリド錠(サワイ)
配合量
0,2mg、1mg
製造メーカー
沢井製薬株式会社
メーカー所在国
日本
参考平均価格
1mg(28錠)約4,300円⇒約153円/日
備考
沢井製薬は全国に工場や営業所がある創業1929年の老舗製薬会社であり、メディア新薬や科研生薬は沢井製薬の子会社である。約680品目の医薬品および一般医薬品の製造・販売・輸入を行っている。2016年2月18日にフィナステリド錠(サワイ)0,2mgと、フィナステリド錠(サワイ)1mgの製造販売承認を取得。
フィナステリド錠(クラシエ)
配合量
0,2mg、1mg
製造メーカー
大興製薬株式会社
メーカー所在国
日本
参考平均価格
1mg(28錠)約4,700円→約167円/日
備考
大興製薬株式会社が製造し、クラシエ製薬が販売しているジェネリック。クラシエ製薬はカネボウから社名変更したクラシエホールディングス傘下の製薬会社。日本だけでなく、中国や韓国にも事業を広げている製薬会社。医薬品だけでなく、コスメティックやトイレメタリー、ヘルスケア用品、食品など幅広く研究・開発・販売を行っている。プロペシアジェネリックの第3号。0,2mg、1mgの二種類がある。
フィナステリド錠(トーワ)
0,2mg 、1mg
製造メーカー
東和製薬株式会社
メーカー所在国
日本
参考平均価格
1mg(30錠)4,900⇒約163円/日
備考
創業が昭和27年の老舗総合外用剤メーカー。ジェネリック医薬品にも力を入れており、「優秀ジェネリック医薬品奨励賞」を過去に4回受賞。大地化成株式会社は子会社である。プロペシアのジェネリック医薬品の国内販売は4品目となり、2016年9月20日に販売に至った。錠剤両面に製品名と配合量を印刷してあるのが特徴。
フィナステリド錠(SN)
0,2mg 、1mg
製造メーカー
シオノケミカル株式会社
メーカー所在国
日本
参考平均価格
???
※まだ新しいので取り扱ってるクリニックが見つからない
備考
シオノケミカルは1978年に原薬商社として設立。現在は医薬品の製造、輸入、販売を行っており、ジェネリック薬に力を入れている。販売は武田薬品工業が行っている。
海外製フィナステリド製剤
ここからは日本国内では正規で流通していない海外製のフィナステリド製剤です。
インドの製薬メーカーのものが多く、次にタイ、フィリピンのものもちょっとあります。
インドは医薬品の成分特許を認めていない国なので、インドの製薬会社は先進国で開発された医薬品の成分特許が切れる前に、勝手に製品化して売ることができます。
当然、先進国の製薬会社からは非難の嵐なわけですが、インドの製薬メーカーが安価な薬を作っているお陰で、金銭的に余裕のない発展途上国の人々が薬を使えるという側面もあります。
ただし、インドの製薬メーカーも中には品質が問題になってアメリカから輸入禁止措置を食らうようなところもあるので、注意が必要です。
海外品のフィナステリド製剤を購入する場合、
[deco_bg image=”marker-p” width=””]
信頼できる大手の製薬会社が作ったもの
長期間販売されており、実績のあるもの
[/deco_bg]
を選んだほうが良いでしょう。
フィンペシア
配合量
1mg
製造メーカー
シプラ社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(100錠)約3,010円⇒約30円/日
備考
インド国内最大規模のジェネリック医薬品メーカー・シプラ社のプロペシアジェネリック。シプラ社は1935年創業の老舗で、格安のHIV治療薬を製造することで、高価な先進国の医薬品を買えないアフリカ諸国などの役に立っている。フィンペシアには以前は発がん性の疑われるキノリンイエローが使用されていたが、現在はキノリンイエロー不使用になっている。
エフペシア
配合量
1mg
製造メーカー
シプラ社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(100錠)約2,820円⇒約28円/日
備考
フィンペシアと同じくインド国内最大規模の老舗製薬会社・シプラ(Cipla)社によるフィナステリド製剤。一時期、発がん性の疑われるキノリンイエローが使用されていたフィンペシアの代わりや、より低価格を求める需要に応えて作られた。
フィナバルド
配合量
1mg
製造メーカー
イーストウエストファーマ社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
フィナバルト1mg(100錠)約2,299円
備考
他の製品のような大手企業ではないが、世界60ヵ国以上で承認されている製品。低価格で人気があり、アルミに覆われたPTAシートに入っているのが特徴的。フィナバルトには偽造品も多く出回っているため注意が必要。キノリンイエローは不使用。製造メーカーの知名度の低さに不安を感じる。
フィナロ
配合量
1mg
製造メーカー
インタス社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
フィナロ1mg(100錠)約2,230円⇒約22円/日
備考
インタス社はイギリス大手製薬会社アストラゼネカ社と後発医薬品(ジェネリック)などの販売に関するライセンス契約を結び、世界市場で展開している。また、慢性疾患の研究開発を中心に全世界70ヵ国以上で販売実績があり、オーストラリアやアメリカの製薬会社と提携してさらなる展開拡大に向けている。また、ミノキシジルタブレットやミノキシジル育毛剤も販売しており、プロペシアジェネリック製品の中でも値段が安いことが特徴。
フィナックス
配合量
1mg
製造メーカー
ドクターレッディーズ社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(30錠)約1,700円⇒約57円/日
備考
ドクターレッディーズ社はニューヨーク証券取引所にも上場しているインド国内最大規模の製薬メーカー。日本の富士フィルムと業務提携していることでも有名。フィナックスは日本での知名度は低いが個人輸入などで入手可能。キノリンイエローは不使用。ただし、インド製のジェネリックとしてはそこまで安くない。
フィナロイド
配合量
1mg
製造メーカー
ロイド・ラボラトリーズ社
メーカー所在国
フィリピン
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(30錠)約1,980円⇒約66円/日
備考
ロイド・ラボラトリーズ社は日本での知名度は低いが、歴史と実績があり、世界各国に支店があるグローバル企業。ミノキシジルタブレット、ダイエット薬、不眠症治療薬などのジェネリック医薬品が有名。プロペシアのジェネリック商品の中では比較的新しいもの。
ハリフィン
配合量
1mg
製造メーカー
ティーオーケミカルズ社
メーカー所在国
タイ
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(30錠)約3,130円⇒約104円/日
備考
AGA治療薬であるミノキシジルタブレットのノキシジルやケトコナゾール配合のニナゾルシャンプーの製造・販売している。販売ページでは一見気が付かない人もいるが、他のジェネリック医薬品よりも高額である。キノリンイエローは不使用。
フィライド
配合量
1mg・5mg
製造メーカー
サイアムファーマケミカル社
メーカー所在国
タイ
参考平均価格(為替等によって変動します)
1mg(30錠)約1,979円
備考
1mgと5mgが販売されている。
フィナステリド配合量5mgのもの
ここからはプロスカーなどフィナステリド5mg配合の薬です。
もともとフィナステリドは前立腺肥大の治療薬として作られたもので、治験参加者に薄毛の改善が見られたために、薄毛の治療薬としても使われるようになったという経緯があります。
5mgのものは前立腺肥大の治療薬で、AGA治療用に開発されたものではありません。
AGA治療の場合、容量を増やしても効果が高くなるわけではないです。
なのでこれらの薬を使用するのはやめましょう。
また、5mgのものを割って飲む人もいますが、フィナステリド系の製剤は分割禁止です。(フィナステリドに女性が触れることが禁忌であるため。錠剤の状態ではコーティングされているので、直接フィナステリドに触れることはできない)
1錠で5日分になるんで、コスパはいいかもしれませんが、相応のリスクを負うことを覚悟してください。
プロスカー
配合量
5mg
製造メーカー
メルク社(メルク・アンド・カンパニー)
メーカー所在国
アメリカ
参考平均価格(為替等によって変動します)
プロスカー5mg(28錠)約4,959円
備考
メルク社はアメリカを本拠とし、世界140ヵ国以上で事業展開をしている巨大製薬会社。プロスカーは元々前立腺肥大による排尿困難などの症状を改善するために用いられた治療薬で、発毛効果があったことで、低用量化して製品化されたのが「プロペシア」である。
フィンカー
配合量
5mg
製造メーカー
シプラ社
メーカー所在国
インド
参考平均価格(為替等によって変動します)
フィンカー5mg(30錠)約1,533円
備考
インドの大手製薬会社のシプラ社、世界中に医薬品を輸入していることと、いくつものAGA治療薬を製造・販売していることで有名。フィンカーはメルクしの「プロスカー」のジェネリックとして作られた。キノリンイエローは不使用。
まとめ
現時点では、国内のジェネリックと、海外製のジェネリックにまだまだかなりの価格差があります。
国内のジェネリックの場合、自由診療のため、価格は製品ごとに決っているわけではなくて、処方するクリニックによって変わります。
なので、どの製品が安いか?ではなく、安く処方してくれるクリニックはどこか?を考える必要があります。
ただし、安く処方してくれるクリニックが必ずしも良いクリニックとは限らないので注意が必要です。
フィナステリドをどこより安く処方します!と宣伝して、個人輸入代行で仕入れてきた海外品を渡したり、国内正規品を処方するんだけど、高額のオプションをゴリ押ししてきたり・・・と手口は様々です。
引っかからない様に気をつけましょう。
海外製品(インド製など)はやはり、信頼性という意味では国内品には劣ると思います。
ただ、海外製品だからといって必ずしも危険というわけではなく、変なメーカーのものを買ったりとか、うっかり偽物を掴まされたりしない限りは基本的に大丈夫です。
僕のイメージでは[deco_bg image=”marker-p” width=””]
国内品⇒99.999%信頼できる
海外品⇒99.9%信頼できる
[/deco_bg]という感じです。
小さなリスクをさらに小さくするために、5倍以上の金額を出すかどうか?
そこは各人の価値観になるでしょう。
最後に、
いつも言っていることですが、クリニックには不安な点を相談できるという大きなメリットがあります。
個人輸入代行の場合、何か問題が起こっても誰にも相談できません。
なので、単純に薬の値段だけでどちらが良いか決めれないということは、ぜひ覚えておいてください。
ではでは。
こんにちは
わたしは別の薬を個人輸入していますが
値段が違いますね
危険は承知ですが
同じ成分といわれると安いのを選んでしまいます