どうも、若ハゲ番長です。
ミノタブってどれくらい飲んだらええねん!?
という質問が(関西弁では来ないですが)結構多いので、ミノタブの正しい飲み方について、ここで一度まとめておきます。
添付文書の用法用量を鵜呑みにして、勘違いしている人も少なからずいるので、十分に注意してください。
ミノキシジルタブレットはAGA治療薬ではない!!
ミノキシジルタブレットがAGA治療薬だと思っている方も多いかもしれませんが、もともとは高血圧の治療薬(降圧剤)として使用されていたものです。
その後、ミノタブを服用していた患者に多毛症の副作用が見られたため、育毛剤(外用薬)としても使用されるようになったという経緯があります。
そして、
内服のミノキシジルを薄毛の治療薬として認可している国はありません!
つまり、本来は高血圧の治療薬として使用されるはずのミノキシジルタブレットを僕らが勝手にAGA治療薬として使ってるだけなんですね。
個人輸入代行で購入したミノタブの添付文書には”高血圧治療薬としての”使用量が記載されています。
添付文書を鵜呑みにすると大変なことになるというのは、こういう意味です。
AGA治療薬として使用する場合の適切な使用量とは全く違うので、十分に注意してください。
AGA治療に適切なミノキシジルタブレットの量は何mg?
まずは、適切なミノキシジルタブレットを飲む量からです。
結論から先に言ってしまうと、
1日あたり2~10mg
が適切な量になります。
(ほぼ全てのAGA専門クリニックがこの範囲でミノタブを使用しています)
ですが、ミノキシジルを1日10mgはかなり多いと思います。
そこまで増やさなくても、大体の人は2.5mgでも発毛効果が実感できるでしょう。
いきなり大容量からスタートすると副作用も起こりやすいです。
なので、飲み始めは2.5mgくらいからスタートするのが基本と考えてください。
まずは小容量からスタートして半年程度様子を見てみて、それで満足できなければ順次量を増やしていくという作戦が一番良いと思います。
ミノキシジルタブレットの効果や副作用については、こちらの記事も参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
降圧剤(高血圧治療薬)として使う時は量が全く違う!
個人輸入代行で購入したミノタブの添付文書によると、1日あたり10mgから40mgを服用と書かれています。
しかし、繰り返しになりますが、これは高血圧治療薬としての量なので、
絶対にこんな量を飲まないでください!
当然、この量を飲めば血圧に影響が出ます。
僕らの場合、AGA治療が目的でミノタブを飲んでいるわけなので、血圧に影響が出てほしくはないですよね?
いらぬ副作用を防ぐために、10mgを超えるような量を飲まないようにしてください。
高血圧治療薬としての量が最低10mgからということは、逆に考えると10mg飲むと血圧に影響が出てもおかしくないということです。
一般に10mgがAGA治療薬としての最大容量なんですが、僕はこういう理由で10mgを飲むのをあまり推奨していません。
なんとか少しでも髪を増やそうと、自己判断で適当に飲んでしまうと、
「ミノタブを飲み始めてから、何だか体の調子が悪い気がする…。」
と言った事態になりかねません。
十分に気をつけてください。
量を増やせばそれだけ副作用のリスクも高まる
体質などによって、少量でも副作用が出ることもありますが、基本的には量を増やせば増やすほど副作用は出やすくなります。
ミノタブの副作用として代表的なものは・・・
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多臓器不全
意識障害
肝機能障害
勃起障害
全身の体毛が濃くなる
高カリウム血症
手足の痺れ
動悸
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などです。
意識障害や多臓器不全など恐ろしい言葉が並んでいますが、これは高血圧治療における副作用の報告であり、AGA治療では内服量が少ないので、ここまで重篤な副作用が起こる可能性は少ないでしょう。
こうして見るとミノタブを飲むことに躊躇してしまうかもしれませんが、適切な量を踏まえて内服すれば深刻な副作用が起こる可能性は低いので、適切な用法・容量を守りましょう。
僕はミノタブを1日2.5g飲んでいましたが、一時期、動悸が出たことがありました。
ミノキシジルは血圧を下げる薬なので、心臓に影響して動悸が出現することは考えられます。
ですが、僕の印象ではミノタブを飲んで動悸が出る人は数%という印象です。
ちなみに、ミノタブを飲むと、体毛が濃くなる副作用だけはどうしようもありません(笑)個人差はあるものの、みんな大なり小なり体毛が濃くなります。こればっかりはどうしようもないので、髪が増えるのとトレードオフだと諦めるしかないです(´・ω・`)
【ダメ絶対】ミノタブを飲んではいけない人
前述の通り、ミノタブはもともと血圧を下げるための薬です。
なので血圧や心臓に問題がある人などは飲めません。
具体的にどんな人が飲めないのかというと・・・
を飲んでいる人
高血圧の治療薬(降圧剤)を飲んでいる方は、ミノタブを併用すると血圧が下がり過ぎてしまいます。
すでに降圧剤を飲んでいる場合、ミノタブを個人輸入などで手に入れて使用すると、命にかかわる危険がありますので、絶対にやめてください。
低血圧の人
低血圧気味の人も、ミノタブを飲むことで更なる血圧低下につながり危険です。
ミノタブの治療を希望する場合は、信頼できるAGA治療の専門医に相談してください。
(僕の経験上、もともと低血圧ぎみの人はミノタブを飲んだときに動悸などの副作用が出やすい傾向がある気がします)
心臓の弱い人
ミノキシジルをAGA治療薬として開発していたアメリカの製薬会社が動物実験をした際に、心臓破裂を起こして死亡した例がありました。
当然、開発は中止となりましたが、血圧に影響を及ぼす薬である以上、心臓に負担がかかるのは止むを得ないことなので、心臓に不安のある方は飲まないようにしてください。
腎臓・肝臓の弱い人
薬は肝臓で代謝されますが、肝臓の機能が弱っているとうまく代謝できずに肝臓にダメージを与える場合があります。
また、薬は最終的に腎臓をと通って体外に排出されるので、腎臓にも負担をかけます。
もともと、肝臓や腎臓が弱っている場合、ミノタブによって更に負担がかかり、最悪、肝機能障害や腎機能障害になる可能性もあります。
いずれの場合も自己判断せずに、まずはAGA専門のお医者さんにミノキシジルタブレットを飲んでもいいかどうか相談しましょう。
どこのAGA専門医がいいの?とお悩みの方には、こちらの記事をチェックしてみてください。
AGA専門クリニックおすすめランキング【悪徳クリニックに騙されるな!】
効果を最大化する飲むタイミング
ミノタブを飲むタイミングについては、特に制約はありません。
食前、食後、食間、いつ飲んでも大丈夫です。
ただし、なるべく体内の薬剤濃度を一定に保てるように、1日1回24時間ごとに飲むようにしたほうが効果が得られやすいです。
つまり、1回朝の食後に決めたらそれ以降はできるだけ同じ時間に飲む、ということですね。
「体内濃度を一定にするためには、1日2回に分けて飲んだほうがいいのでは!?」
と考える方もいるみたいですが、
(というか、実際そうやって飲んでいるという報告も何件かありましたが)
発毛効果の観点で考えると、1日1回でも、2回に分けてもほとんど差がないレベルです。
むしろ、1日2回にすることで飲み忘れる可能性もあるし、何より面倒臭いと思うので(笑)
僕は1日1回をオススメします。
お酒を飲んだときは要注意!
ミノキシジルには血圧を下げる作用があるのは、これまでお伝えしてきたとおりなんですが、アルコールにも血圧を下げる働きがあります。
また、ミノキシジルと同様、アルコールも肝臓で代謝されるので肝臓に負担をかけます。
なので、ミノタブとアルコールは一緒に飲んではいけません。
AGA専門クリニックでも
「飲酒をした場合、7時間以上空けてからミノタブを飲む方ように」
と指示を受けました。
飲酒をする習慣がある場合は、ミノタブは朝飲むようにした方がいいと思います。
(これはミノタブに限らずAGA治療薬全般に言えることなんですが)
僕もなんだかんだで夜は飲み会があったりするので、基本は朝飲むようにしています。
また、風邪薬も風邪の具合によって吐き気や血圧低下など悪影響を及ぼす場合があるので、併用は避けましょう。
風邪引を引いた場合なども、まずは風邪を治すことに専念して一旦はミノタブの服用を中止したほうがいいと思います。
まとめ
確かにミノタブの効果は量に比例するので、
2.5mgより5mg、5mgより10mgのほうが、顕著な発毛効果が得られます。
なので、どんどん量を増やしてしまう人が出てきてしまうんですが・・・
僕も以前、まだハゲ散らかしてたころに、10mgを飲んでいたことがあるので、気持ちはわかります。
しかし、不必要に量を増やせばそれだけ副作用のリスクも増大します。
十分に気をつけて、慎重に、そして医師の管理のもの服用するようにしてください。
(基本的に個人輸入代行は非推奨です)
ちなみに量を増やしても”早く”生えることはありません。
ヘアサイクルがあるからです。
量を増やすと、マックスになった時の量が増える感じです。
という感じで、今日はミノキシジルタブレットの正しい飲み方について、お伝えしてきました。
ミノタブは医薬品なので飲み方を間違えば、重大な問題が起こる可能性もあります。
服用に際しては、十分に注意を払ってください。
ではでは。
AGA治療薬全般の飲み方についてはこちらの記事で解説しています
AGA治療薬の飲み方【効果的なタイミング・用法用量・注意点など】