発毛恐怖症?

以前に薄毛恐怖症の話はしましたが、今回は逆の発毛恐怖症の話をしようと思います。

先日、フィナステリドの耐性は嘘?という記事にこんなコメントがありました。

フィナステリドに耐性はない!
とか言われても実際毎日飲んでるのに前髪が減ってる俺と言う人間はいるわけで…

結局若ハゲ番長も薬飲めばその分だけ帰ってくる人間で、俺みたいに飲めば飲むほど効果が減ってく人間の気持ちなんて分からないんだなって

せっかくコメントをいただいたので、もう打つ手がない方向けのアドバイス的な記事をしたためている次第です。

薄毛恐怖症についてはこちらの記事を参照してみてください。

救えないハゲ

感情は科学的事実に影響を与えない

まず、重要なのは誰がどう思おうとデータは変わらないということです。

フィナステリドに耐性があるかどうかについて、この世界のどこの誰がどう思おうと”統計的な数値”は変わりません

願望は科学的事実に影響を与えません。

 

こちらの記事で紹介している論文ではフィナステリドを10年間継続服用しても96%の人が維持または増加しているという結果になっています。

フィナステリドの耐性は嘘?10年使用した結果は!?

 

人の気持ちが理解できるは幻想

もちろん僕は読者の気持ちは分かりません。

僕はあなたではないのですから。

置かれた環境も違えば、持って生まれた遺伝子もこれまでの体験も違います。

他人の気持ちが分かるというのはただの勘違いです。

「分かって欲しい」という方は優しい嘘をついてくれる詐欺師を頼ってください。

僕は事実を伝えることが使命だと思っているので優しくありませんし、嘘もつけません。

 

諦めたらそこで人生終了

万が一フィナステリドに耐性があったとして(ないんですが)

「俺はフィナステリドに耐性ができたからもう望みなし。
ハゲ散らかして、もう人生は終わりなんだ」

で発毛を諦めて良いんでしょうか?

スラムダンク 第69話より

まだ可能性があるとは考えられないでしょうか?

例えば、

生活習慣の改善
別の治療薬を探す
植毛を検討する

など。

 

発毛恐怖症

そういったことを試しもせずに存在する可能性が限りなくゼロに近い耐性のせいにして、それで諦めるのは僕には髪を増やすことが怖いからだと感じてしまいます。

髪さえ薄ければ、自分がモテないのも、仕事がうまくいかないのも、自分の人生がうまくいかない原因全てを薄毛のせいにできます。

しかし、髪が増えてしまえば、もはや薄毛のせいにはできなくなるので。

他の可能性を探さないことは髪を増やすことを自ら拒否しているように思えてしまいます。

 

一方、髪が増えたことで、自信も戻り、人生が好転していく人もたくさん見てきました。

なので、髪が増えることを恐れずにとりあえず髪を増やしてからその後、どうなるかは考えれば良いと思います。

1年生存率30%

僕の場合は、2020年に悪性脳腫瘍(グリオブラストーマ)と診断され、1年生存率が30%ほどの状態でしたが、そこで「じゃあ、人生終わりですね」とは思わず、治療法を探しました。

結果として運良く幹細胞治療を見つけられたので、今もこうしてブログが書けているわけです。

悪あがきしたおかげで命拾いできました。

 

効果は未知

当時、幹細胞治療を僕と同じ病気に適用した症例はありませんでした。

なので、効くかどうか、どんな副作用が出るかは試してみないと分かりません

僕のがんとは違う末期がんが治ったという症例はあったので、可能性はゼロでないと判断し、人体実験を試みることにしました。

標準治療を受けててもどうせ死ぬ確率の方が高いんだから、とりあえず試してみようと。

 

薄毛治療と違い、今度は命がけの人体実験で、各治療法の効果の検証なんてやってる場合ではなかったので、効果がありそうなものは片っ端から試してみました。

  1. 幹細胞治療
  2. 乳酸菌など免疫力を上げる系のサプリ
  3. 水素吸引
  4. ホメオパシー
  5. 先祖供養
  6. 神頼み

などなど。

大学生の頃は科学一神教の信者だったので、ホメオパシーを散々非科学的だとバカにしていたのですが、最近はオカルトだと言われていたことも関心を持つようになりました。

というのもオカルトチックなことにも最近は理論物理学の方面からエビデンスが出てきているので。

例えば、この宇宙とは別の宇宙が存在することは超弦理論から証明されているそうです。

純粋な数学の話なので僕には理解できませんでしたが、世界的な物理学の流れになっていて僕なんかより遥かに賢い人達が認めているのなら、間違いないんだろうと。

本当に幹細胞治療が効いたのか?

色々やったので、実際にどれが効いたのかはよく分かりません。

幹細胞治療以外のもののおかげで助かったのかもしれません。

しかし、幹細胞の投与後数時間で、左半身の麻痺が分からなくなるくらいまで回復したのは事実なので、身体麻痺に関しては間違いなく効果があったと思います。

身体麻痺の回復には他にも多くの症例があるので、十分とは言えないまでもある程度のエビデンスはあります。

 

頭が硬いと損をする

可能性は無限にあります。

治療法も調べれば、いくらでもあります。

1つの治療法や薬にこだわる必要はありません。

1つの方法がダメだったら、別の方法を探せばいい。

あるいは複数の方法を組合せればいい(ミノキシジルフィナステリドのように)。

科学的に可能性が高そうな選択肢はこのブログで提示していますので、それを参考にしながら、片っ端から試していってもらえればと思います。

(人によって体質も生活環境も違うので、何がいいか、どの組合せがベストなのかは違うので、自分で試してもらう他にないです)

 

「もう打つ手がない」というセリフはこの世にある全ての可能性を試した後で言いましょう