どうも、若ハゲ番長です。
以前の僕は完全にマッサージ否定派で
マッサージなにそれ、おいしいの?そんなんで髪が増えるなら苦労しねぇよ
くらいにバカにしていました。
しかし、探してみるとマッサージで
[deco_bg image=”marker-p” width=””]頭皮の血流が増加する
髪の密度が増加する[/deco_bg]
というエビデンスがちゃんとありました。
今回はマッサージの間違ったやり方、正しいやり方、そしてマッサージで髪が増えるメカニズムについて詳しく解説してまいります∠( ゚д゚)/
正しい頭皮マッサージのやり方
血流改善効果が最も高かいのは・・・
圧迫!
です。
細かいことは気にしなくて良いので、指でぐっと頭皮を押してください。
[deco_bg image=”marker-p” width=””]押して、離す
ちょっと、場所を変えて、
押して、離す
ちょっと、場所を変えて・・・[/deco_bg]
を繰り返すだけです。
それで頭皮全体を回ったら終了です。
気になるポイント、薄くなっているポイントだけマッサージするというよりも、頭皮全体をマッサージした方がいいと思います。
生え際あるいは頭頂部が気になるという方も多いと思いますが、そこだけでなく側頭部や後頭部も押しておきましょう。
そちらの方が、頭皮全体の血液が流れるようになるので、結果として気になるポイント周辺の血行も改善されるはずです。
できたら頭部だけでなく首までマッサージした方がいいです。
耳の裏から首にかけてはリンパ節が多くあるので、このあたりまでマッサージすることで、リンパの流れを良くして、老廃物を除去する効果も期待できます。
圧迫の場合はこするのと違い、頭皮に対してはたいしたストレスにならないので、力加減は気にしなくていいです。
僕は結構、思いっきり強く押しています。
注意点としては、力を入れた時にズリッと行ってしまわないように、できるだけ、頭蓋骨に対して垂直に押した方がいいでしょう。
あと押しっぱなしにすると、その間、血流が止まってしまうので、長時間押しっぱなしにせずに、押したら離すを繰り返すようにしてください。
目安は1秒おしたら離して次の場所を押す、くらいの感じです。
と言ってみたものの、気をつけることはこれくらいですね。
基本的に「押して離す」でOKです。
血管を圧迫することで成長因子VEGFが増える
なぜ、押すのが一番良いのか?
ここも解説しておきましょう∠( ゚д゚)/
圧迫することによって、血行促進効果があるのはその通りなんですが、髪が増える理由はそれだけではありません。
成長因子の回でも話題に出てきましたが、
VEGF(血管内皮成長因子)は育毛において重要な役割をになっている成分で、
[deco_bg image=”marker-p” width=””]毛細血管を新たに作る(血管新生)
血管を強化する[/deco_bg]
などの作用がある成長因子です。
ちなみに、ミノキシジルも結局はこのVEGFの分泌を促すことで、発毛効果を発揮していると考えられています。
で、
頭皮の下にはかたーーーい頭蓋骨が入ってるので、指で押すと頭蓋骨と指の間で頭皮の血管が圧迫されます。
血管内皮細胞増殖因子(VEGF)は血管に物理的な圧力がかかったときに分泌されます。
指で頭皮を押すことで血管内皮細胞に圧力がかかり、それによって一酸化窒素(NO)が分泌されます。
NOは血管を広げる作用のある物質です。
(血管がつぶされて一時的に血流が悪くなるために、体は血管を広げようとする)
NOが増えると、今度はVEGFが増えます。
つまり、血管を圧迫すると血流が良くなり、同時にこのVEGFも増えるというわけです。
そして、発毛において重要な役割を果たしているVEGFが増えるということは・・・
毛髪の増加にもつながる!
というわけです。
ハゲる!危険なマッサージ
上に書いたようにマッサージにはハッキリと育毛効果があるのですが、やり方を間違うと、危険です。
まず絶対にやってはいけないのは、
[deco_bg image=”marker-p” width=””]爪を立てる
強く擦る[/deco_bg]
爪は立てずに、指の腹でマッサージするのが基本です。
爪を立てると頭皮を傷つけると言うのは、シャンプーのやり方についての解説などでもお話したので分かっていると思いますが、摩擦については意外とやってしまう人が多いので注意が必要です。
摩擦は皮膚にとって大きなストレス
頭皮マッサージのときに、乾布摩擦並の勢いで、ゴシゴシ擦る人がいるんですが、やめた方がいいです。
摩擦というのは皮膚にとっては大きなストレスになります。
ちなみに、顔の前髪がかかっている部分(おでこなど)にニキビができやすい、というのは皆さんご存知だと思いますが、あれも髪の毛が顔の皮膚とこすれることが、原因の1つです。
(なので、この部分のニキビは髪を上げるか短くするだけで、だいたい治ります)
皮膚は、おそらく皆さんが思っている以上に、摩擦ストレスに敏感です。
髪を増やすつもりで、マッサージをやっても、ゴシゴシ擦ってると逆に頭皮が荒れて、逆効果になりかねません。
気をつけましょう。
頭皮マッサージで毛髪密度が6%増加!!
さて、こちらが頭皮マッサージの育毛育毛効果についての臨床データになります。
化粧品メーカーの花王が行った実験です。
https://www.kao.com/jp/corp_news/2011/20111207_001.html?cid=co_news2u130301M1
(現在、こちらはもう記事がなくなってるみたいでリンク切れになっています)
被験者に朝、入浴時、就寝前の1日3回のマッサージを6ヶ月間行ってもらうという実験だったのですが、
その結果、マッサージを行ったグループは、マッサージを行わなかったグループに比べ
[deco_bg image=”marker-p” width=””]
毛髪密度が6%増加した
髪のハリやコシが強くなった
[/deco_bg]
という結果がでました。
そう、やっぱりマッサージには発毛効果があったのですΣ(゚Д゚)!!
が、しかし、
結構、3日3回のマッサージを6ヶ月って、結構たいへんです(;´∀`)
そして、毛髪の増加も6%と劇的に増えるわけではありません。
おそらく、6%だと見た目には分からないくらいの変化だと思います。
手間のかかる割に、地味です。
やらないよりはマシだけど、そんな劇的な効果を期待しない方がいいでしょう。
頭皮マッサージ機はぼったくり?
頭皮をマッサージする器具やマシーンも、安いものから高いものまで、色々、でてますが・・・
結局、上の理屈でいくと圧迫しさえすれば効果は同じだと思われます。
むしろ、頭皮マッサージ機で頭皮を圧迫するような構造になってるやつはほとんどないんですよね(;´∀`)
しかも、頭皮マッサージの毛髪増加量は6%程度です。
そのために、高いマッサージ器を買うかなぁ・・・というところです。
唯一 、手でやるマッサージと比べて、期待できる効果としては、高いお金をかけたことによって、「元をとってやろう」という心理が働いて、ちゃんと毎日マッサージやるようになる、ということでしょうか。
毎日ジョギングをすると心に決めてもなかなか続かないのに対し、ジムに入会金を払うと入会金の元をとろうと頑張って通ってしまうのと同じ心理メカニズムです。
「人間の手でやるのに比べて、これだけ血流の増加率が高いんですよ」みたいなエビデンスを出しているマッサージ器があったら、買うかもしれませんが、今のところ、そんなものはないです(;´∀`)
そして、機械でやるのと手でやるので、そんな差が出るとは思えないので、今後も出てこないでしょう。
まとめ
頭皮マッサージの育毛効果についてまとめると
[deco_bg image=”marker-p” width=””]擦るようなマッサージは頭皮に負担をかけるのでNG
圧迫マッサージが血流改善に効果的
確かにマッサージに育毛効果はある
が、劇的な毛髪増加は見込めない[/deco_bg]
なので、余裕のある方はどうぞ、という感じですね。
ただし、頭皮マッサージはとにかくお金がかからない事は間違いないので、気軽に始められる薄毛対策としてはおすすめです。
積極的な発毛促進というよりも、抜け毛予防になればいいかなぁ、くらいの心構えの方が良いでしょう。
ちなみに、頭皮マッサージにはリラックス効果があるというデータもあるので、日頃のストレス解消にもいいかもしれません。
やる場合は、以前に紹介したヘッドスパのときなどに、一緒にやるといいと思います。
僕はヘッドスパ(半身浴)の時、育毛剤を塗るとき、などについでにやるように習慣づいています。
時間は正確に測ってはいませんが、せいぜい1,2分だと思います。
※ヘッドスパについてはこちらを参照。ヘッドスパと合わせてやれば毛穴の汚れも除去でき、頭皮環境を整える効果も得られます。
繰り返しになりますが、頭皮マッサージにそこまで劇的な発毛効果はないので、気長にできる範囲で、育毛剤を塗るついでにやるくらいの気持ちでやった方が、長続きすると思います。
そして、育毛全般に言えることですが、ある程度の期間以上、継続しないと効果は出てこないので。
「念入りにやってみたら時間がかかりすぎて、結局、三日坊主になった」とかよりも、ちょっとずでもいいので、ながーーーく続けたほうが効果的だと思います。
高血圧を告げられとうとう薬治療になりました。今まで番長の記事を読み自分なりにAGAに取り組んでいましたが高血圧の薬とミノタブが合わない理由でAGA専門医に相談しましたが、高血圧の薬をやめてからまた来院するように言われてしまいました。 やはり高血圧の薬を飲んでいる限りAGAには取り組めないのでしょうか?