薄毛・AGAセルフチェック!あなたの抜け毛は危険なのか!?

どうも、若ハゲ番長です。

今回はAGA(男性型脱毛症)の診断方法についてです。

 

なんか、前より抜け毛が増えた気がするんだよなぁ・・・

そういう方は自分でその抜け毛が『危険』なものかどうかチェックしてみましょう。

 

単純に抜け毛の本数が多いからというだけでAGAだと断定はできないので注意してください。

ここでは正しいAGAセルフチェック方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!

 

薄毛セルフチェック

確実なAGA診断法

何本以上抜けるとAGAの危険性がある、とか言ってるサイトをよく見かけますが、実は抜け毛の本数でAGAなのかどうかは判断できません。

AGAの診断において大切なのは、抜け毛の本数ではなく、抜けた毛の成長度合いです。

 

AGAでは、ヘアサイクルが乱れるので髪の毛が成長期の早い段階で抜けます。

つまり、髪の毛が未成熟の状態で抜けてしまうのです。

この状態の毛を先細毛と呼んでいます。

[deco_bg image=”marker-p” width=”400″]抜けた髪の毛の総数に対して、先細毛が1割くらいが正常な割合です。
3割を超えるとAGAの可能性が高い、と言われています。
(日本毛髪科学協会の情報)[/deco_bg]

 

先細毛はAGAによって毛周期が短くなった毛

毛周期は男性の場合、3年~5年なのですが、AGAが進行し始めるとこの毛周期が短くなってきます。

髪の毛はだいたい1日0.3mm伸びるので、1年では11cmくらい、3年では33cmくらい伸びる計算になります。

まぁ、よっぽどのロン毛でない限り、これだけ伸びれば1度は切られているはずですよね?(^_^;)

 

切られた髪は先端と根本が同じくらいの太さになっているはず・・・。

つまり、1度も切られずに抜けた毛(先細毛)はAGAによって毛周期が短くなっていると考えられるわけです。

 

先細毛というのはこの写真の下側の毛のようヤツで、「普通の毛と太さがあまり変わらなくても先が尖っている毛」のことです。

「散髪の際に切られる前に抜けてしまった毛」と言い換えてもOKです。

先細毛比較

上の毛は一度切られているので先端が尖っていないのに対し、下の毛は先だけが細くなっています。

このように根本の方の太さはあまり変わらないのに、先だけ細くなっているのが先細毛の特徴になります。

 

以前は「根本から先端まで一様に細い毛」と「根本が太くて先が細くなっている毛」を合わせてミニチュア毛と呼び、このミニチュア毛の割合で、AGAの判定を行っていましたが、

[deco_bg image=”marker-p” width=””]

根本から先端まで一様に細い毛⇒ミニチュア毛

根本は太いが、先だけが細くなっている⇒先細毛

[/deco_bg]

と、現在は呼んでいます。

 

根本から先端まで一様に細い毛は、もともとの毛根の形で生えてくることもあって、つまりAGAとは無関係な毛なことも多いんですよね。

それに比べると上に書いたように先細毛は明らかにAGAの影響で抜けたものだとわかるので、こちらを判定の基準にした方が良さそうだということになったわけです。

 

抜け毛の数え方

先細毛は非常に細く小さいので排水口に最初からついている髪取りではすり抜けてしまいます。

なので、抜け毛をカウントするときは「髪取りネット」や「髪取りフィルター」を使用しましょう。

髪取りネット

こういったネットをセットしてから、シャンプーをします。

それから、シャンプー後にネットを取り外してたまった髪の毛を数えます。

抜け毛の総数だけでなく。ミニチュア毛の数をカウントするのを忘れないように。

 

あとは抜け毛全体に対するミニチュア毛の割合を出せばAGAの危険性が判断できる、というわけです。

 

抜け毛が多すぎるのは異常?

髪の毛は特に以上がなくても1日50本から100本は抜けます。

それが普通です。

シャンプーの時に1日の抜け毛の半分くらいが抜けると言われているので、シャンプーの時に抜けた本数を2倍したものが1日の抜け毛の本数になります。

 

では、100本以上抜けると異常なのかってことなんですが、これも一概には言えません。

抜け毛の量には季節や体調などの影響があって、変動が激しいからです。

 

もともと体質的に抜け毛が多い人もいます。

これはハゲやすい人という意味ではなくて髪の毛の生え変わりが早い人という意味です。

どれだけ抜けても次が生えてくれば薄毛にはなりませんからね。

 

こんな風に抜け毛の本数はいろんな要因によって変動するので、抜け毛の本数だけで安易に判断することはできません。

やはり、ミニチュア毛の割合でチェックするのが一番確実です。

 

誤ったAGA診断法

以下で紹介するのは、よく育毛サロンなどが客を脅すために使っている診断法です。

まったく根拠のないデタラメですので、くれぐれもダマされないように気をつけてください。

 

毛根が小さくなっている

毛根の大きさは個人差が大きく、毛根が小さいからといってAGAだとは言えません。

よく、育毛サロンなんかでは

[colored_bg color=”light‐green” corner=”r”]「あー、毛根がほとんど膨らんでませんね~。これはまずいです。典型的な男性型脱毛症ですね。」[/colored_bg]

とか何とか言って、無料診断に来た客を脅して契約させているらしいですが、

 

まったくのデタラメ

 

なので真に受けないようにしてください。

毛根は抜ける時は縮んでいるのが正常な状態ですし、毛根の形に関しては遺伝的に決まっていてAGAとは無関係です。

毛根の太さでAGAかどうかは判断できません。

 

頭皮が脂っぽい

これも育毛サロンが脅し文句で使う常套手段なのですが、

[colored_bg color=”light‐green” corner=”r”]「あー、皮脂がたまっちゃってますね。ここ見てください。皮脂が参加して完全に毛穴が詰まっちゃってるんですよ。これはもうどんどん進行しますよ」[/colored_bg]

みたいなやつ。

要は皮脂が脂っぽいからハゲるという説。

 

これもまったくのデタラメ

 

皮脂が多いからといってハゲることは通常ありえません。

詳しくはこちらの記事で書いたので参考にしてみてください。

⇒『薄毛の原因は皮脂』というのは嘘

 

 

将来が危険な人

ミニチュア毛の割合が3割を超えている人はAGAの進行が始まっている可能性があります。

これに加えて、親や兄弟、親戚などに薄毛の人がいる場合はAGAの危険性が高いです。

 

AGAが進行するともとに戻すのはどんどん大変になっていくので、早めに対策を始めましょう∠( ゚д゚)/