どうも、若ハゲ番長です。
今日は僕の絶望をシェアしておきます。
以前に、写真を送ってくれたら薄いかどうか判断しますよ、ということを書いてから、かなりの人が写真を送ってくれました。
ある程度、予想していたとおりの結果ではあったんですが、写真を送ってくれた人のほとんど95%くらいは、どこからどの角度から見ても全く薄くありませんでした。
AGA治療をやったほうが良いかな、という人はほんとに一握りで、というか実はたくさん送っていただいた中で一人だけで、その方には「頭頂部がやや薄いように見える」と思ったとおりにお伝えしました。
その方以外は全員、僕から見ると、どこからどう見てもフサフサでした。
なので、見たまんまの感想を伝えました。
「フサフサで薄いようには見えません」と。
そう伝えたら、多くの方は
「やっぱりそうですよね。心配しすぎでした」とか
「番長にそう言ってもらえて、安心しました」とか
そういう感じで納得してもらえました。
しかし、一方で、「全く薄くない」ということを何度伝えても、聞き入れてくれない人も何人かいました。
こういう人が、育毛サロンなんかの餌食になるんだろうなと思って、なんどもなんども、「薄くない」と伝え続けたのですが・・・
「薄くない」という言葉は何度伝えてもスルーされ・・・
会話をそのまま載せるのは、はばかれれるのでデフォルメしてお伝えすると、
「つむじの部分がかなり薄くなってきている気がします」
全く薄くないです。
「この写真は薄いですよね?」
全く薄くないです。
「どう見ても、ピンチです!」
全く薄くないです。
「最強セットを使おうと思っているのですが・・・」
全く薄くないので、使う必要はないですし、最強セットは薄くなった髪を元に戻すものなので、薄くなっていない人が使っても効果はありません
「こんなにハゲてきました!どうしたらいいでしょう!??」
・・・
「薄くない」と何度伝えても、その部分はスルーされて”髪を増やす方法”を聴き返されてしまうのです。
しかし、最強セットはじめAGA治療というのは薄くなった髪を増やす効果はあっても、もともと薄くない状態から髪を増やす効果はありません。
もとから薄くない人が最強セットを使ったとしても、全く意味がいないのです。
そして、
僕も人間でした。
まったく話を聞き入れてもらえないと、心が折れます。
どうしようか迷って、AGA専門クリニックで診断を受けるようにすすめました。
クリニックで「AGAではない」という診断があれば、彼も納得してくれるのではないかと期待してのことです。
(結局、これも何度クリニックで診断を受けるように伝えてもスルーされてしまったんですが・・・)
AGAのクリニックをとりあえずは案内しましたが、おそらく本来なら心療内科などでの治療が必要なケースだと思います。
このまま「薄くないです」といい続けても、押し問答にしかならない気がしたので、そういった方のLINEはブロックしました。
本当に髪が薄くなっている人にアドバイスする方が、僕の本来の役目だと思ったからです。
彼らとの押し問答に時間をかけるよりも、ブログの記事なりメルマガなりを充実させたほうが、人の役に立てるだろうと。
彼らは完全に認知がゆがんでしまって、現実というか、客観的事実を正しく認識する機能が脳から失われてしまっている状態でした。
おそらく心療内科で診断を受ければ醜形恐怖症という病名がつくのではないかと思います。
僕がよく使っている言葉でいうと、典型的な薄毛恐怖症の状態でした。
育毛サロンや悪徳クリニックにお金を貢いでしまう人の典型的なパターンかもしれません。
ブログを開始してからこれまで、金儲け至上主義の悪徳クリニックだとか、育毛サロンだとか、そういったものを批判してきました。
しかし、最近は、そういった人たちももしかすると、社会には必要なのかもしれないと思うことがあります。
たとえ、そういった育毛サロンみたいなところに行って現実には髪は生えないとしても、少なくとも「髪が生えるかもしれない」という希望を与えていることには変わりないからです。
薄毛恐怖症の人にとっては、僕も詐欺師なんです。
もとから薄くない人には最強セットも効かないから。
育毛サロンでは生えない(これは本当に薄い人も生えないんですが)
最強セットも生えない(これは本当に薄くなっている人なら生えます)
結局、薄毛恐怖症の人にとってはどっちも詐欺師なんです。
本人の主観的な認識として、髪が生えないことに違いはないんですから。
ある意味では、僕は処刑人並の残酷さなのかもしれません。
「あなたの髪は薄くない」というこれ以上ない残酷な現実を突きつけているわけなので。
それに比べれば、嘘でも「あなたは典型的な男性型脱毛症ですね。でもうちで治療すれば、すぐにフサフサになりますよ」と言ってあげる方が、遥かに優しいのではないかと。
その優しさと永遠に成就することのない希望の代償として、大金を払わされるわけですが・・・
本当のこと言って絶望させるのも果たしてどうなのか・・・
自分の髪は本気で薄いと、そう思い込んでいる人に「あなたは全く薄くないです」といい続けていると、なんだか本当にひどいことをしているような気になってくるんです。
救いを求めてさまよっている人を、崖から蹴り落としているような・・・
とかとか、そんなことを考えていたら、何が正義なのかわからなくなってきた今日このごろです。
と、怖い話をしてきましたが。
ここまで極端な人は、多くはないです。
しかし、人間、多少なりとも認知が歪んでしまって、現実を過小評価したり、あるいは逆に過大評価したりしています。
他者のアドバイスを全く聞き入れられない状態まで、症状が悪化してしまうと、本当に病院で治療するしかなくなってしまいますが、普通は他者から客観的なアドバイスを受ければ、「そうだったのか」となって現実が修正されます。
実際、冒頭の方にも書いたとおり「全く薄くないです」というアドバイスをした人の多くは、「薄くない」という現実を認め、納得してくれました。
これは僕の治療開始前の写真です。
これくらいまで薄くなっていれば、ひと目でAGAだとわかります。
この写真と比べてあなたの髪は薄いですか?
もしそうでないなら、安易にAGAだと決めつけない方が良いです。
結局、現実を正しく認識するところからスタートしないと、どうしようもないです。
おそらく皆さんが思っている以上に、人間は自分の客観的な状態なんてわかっていません。
客観的な頭髪の状態以上に、薄いと思いこんでいるケースは結構あります。
なので、治療を始める前に、自分の髪が多いのか、少ないのか、必ず、専門家に判断を仰ぐようにお願いします。
他者から意見をもらうだけで、かなり現実を客観的にみれるようになるので。
この記事を読まれた方は、ぜひ「自分は関係ない」と思わずに、一度立ち止まって「もしかしたら必要以上に髪の毛に対して悲観的になってるのかも?」と考えていただければと思います。
P.S.
「”現実を認めること”は非常に勇気のいることなんだ」
と。
改めて痛感しました。
その勇気をなかなか持てない人も、世の中にはいるんだと。
と、偉そうなことを言っている僕もかつて”現実を認められない人”の一人でした。
たまたまふとしたきっかけで、認められるようになっただけです。
何かちょっと運命の歯車がズレていれば、今も現実が認められず、妄想の中に引きこもっていたかもしれません。
僕は運が良かっただけなのか?
そうかもしれない。
そうかもしれないけど、運が良かった人には、それはそれでやるべき役目がある気がするので、その役目を全うしようと思います。
何がきっかけで人生変わるかわからないですから。
いつの日か、彼らが現実と向き合えることを祈るばかりです。
(ほんとに、僕にはこれ以上どうしようもないので、祈ることしかできません)
P.P.P.S.
僕は性格的に優しい詐欺師には向いていない気がするので、これからも残酷な処刑人キャラでいこうと思ってます。
そっちの役割は”本業”の方がいっぱいいらっしゃいますし。
ブログ運営は大変なこともあるようですが、私はこのブログを尊敬しています。大変なときもどうか頑張って下さい!